白髪にもハゲにも影響する食生活
人間は食べたものから栄養を摂取して、体を作ったり動かしたりしているわけですから、何をどのように食べたかという食生活は、当然髪の毛にも大きく影響してきます。食べるものによっては、髪が生えやすくなる栄養素を豊富にものや、逆に脱毛の原因になるものもあるので、白髪・ハゲを気にするのであれば、食事は特に気を使いたいところです。
ここでは髪の毛に必要な栄養素と具体的食材を学ぶことで、食生活からの育毛対策を図っていきたいと思います!
栄養バランスを考えた適切なタイミングでの食事を!
栄養素や食材の話に入る前に、大前提として理解しておきたいことがあります。それは、食生活からの育毛対策ではバランスのとれた食事が何より大切ということです。
いくら髪の毛が生えやすい食材だからといっても、それだけ食べていればいいということはありません。髪の毛を健康に生やすためには、全身の機能が正しく働いている必要がありますので、偏りなく栄養を摂取する必要があります。また、食事の回数・時間が不規則であっても、栄養不足の原因になります。
食事面からの白髪・ハゲ対策は、栄養バランスを考えた適切なタイミングでの食事を心掛けるようにしましょう。
髪の毛の必要な三大栄養素
健康な育毛には、各栄養をバランス良く摂取することが大切ですが、特に髪の毛に大切といわれるのが「タンパク質」「ビタミン」「亜鉛」の3つです。
「タンパク質」は髪の毛の原材料
髪の毛の主にタンパク質でできていますから、その原材料となるタンパク質を摂取することは大切です。
タンパク質には動物性タンパク質と植物性タンパク質の2つがあります。動物性タンパク質は肉類・魚類・卵に、植物性タンパク質は大豆製品(豆腐や納豆など)に含まれています。どちらもバランス良く摂取できればよいですが、どちらかというと植物性タンパク質を積極的に摂取した方がよいでしょう。動物性タンパク質は摂り過ぎると内臓脂肪になりやすく、メタボリック症候群になります。肥満はハゲの原因となる血行不良になりやすく、また皮脂分泌も過剰になりやすくなるのです。
サプリメントなど“アミノ酸”が豊富に配合されているものもありますが、それでもかまいません。アミノ酸は体が吸収しやすいかたちになった栄養素で、タンパク質とほぼ同じ成分です。
「ビタミン」は頭皮の健康状態を維持する
ビタミンにはA・B2など様々ありますが、基本的にはどれも頭皮環境を整える働きがあります。
ビタミンB2・ビタミンB6
ビタミンB2・ビタミンB6には代謝を活性化する働きがあるため、毛母細胞の細胞分裂を促進させる効果があります。さらに、頭皮の皮脂分泌量などもコントロールするため、脂性・乾燥肌の方には欠かせない栄養素です。
ビタミンB2が含まれる食べ物:レバー、青魚、卵、大豆、ウナギ、乳製品
ビタミンB6が含まれる食べ物:肉類、マグロ、サケ、バナナ、ナッツ
ビタミンE
ビタミンEには血管拡張作用があるため、ハゲの原因となる血行不良の解消に効果的です。ビタミンCと一緒に摂取することにより、より効果が高まります。
ビタミンEが含まれる食べ物:魚介類、ごま、マーガリン、植物脂、マヨネーズ
「亜鉛」はタンパク質の毛髪合成をする
亜鉛は食事によって摂取したタンパク質を、髪の毛へと合成する働きをもっています。亜鉛が不足すると髪の毛を作ることができなくので、意識的摂取することが大切です。三大栄養素の中で最も不足しがちな栄養素なので注意しましょう。
亜鉛が含まれる食べ物:レバー、牡蠣、魚介類、肉類、アーモンド、チーズ
若いサラリーマンの方などは食生活を整えることは非常に難しいとは思いますが、髪の毛へ与える影響が小さくないだけなんとかしたいところです。逆にいえば、食生活を改善すれば白髪やハゲを比較的早い段階で治すことも可能なのです。
髪によい食生活を早めに身につけて、効果的な育毛対策をしていきましょう。
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